逃亡提督
メイン第11作です!!
第3話です!

黒崎の指示で沼川から情報を聞き出す事にした彩翔、しかし聞き出すことは出来なかったものの、沼川は隠し通せずにいた。
そして、再びパーキングに降り、3人に食事を取らせる事となった。
今回と次の話は同じ時系列です。

今回は、黒崎視点です。
私が彩翔に起こされて再び目が覚めた時、そこはまた別のパーキングだった。

沼川さんから「3人は朝御飯を食べてないので良かったら、ここで食べてください。」と言われた。

車から出た私達は合流し、そして彩翔から頼まれてた事の結果を聞いた。

黒崎「彩翔、どうだったんだ?」

彩翔「無理ですよ…そんな事聞ける雰囲気じゃないですよ…!!」

黒崎「そうか…すまなかった…。」

彩翔「あー…でも、何か話したい様な雰囲気はありましたね…。 やはり、隠し通すのは難しいというのが分かりました…。」

黒崎「成る程な…。」

私達は、急遽途中のパーキングで降りる事となった。
彩翔からは情報を聞き出す事はやはり難しかった様で…聞き出すのは出来なかったが…彼女は隠し通す事は出来なくなってるらしい。

夏菜「でもさ、お兄ちゃん…。 それだったら、ニュースの方が手っ取り早いんじゃない? その方が…。」

黒崎「確かに夏菜、お前の言う通りだな。 だが、どんなニュースが関係しているのかはあの人達の反応を見なきゃ分からん事だし。 それに、そんな様子を見せないように私達とは別で食事を取るかも知れん。 そうなれば、どのニュースが関係しているのかは分からんからな。」

夏菜「…あ、そっか…。」

黒崎「それに、何れにしろ彼女達はもう隠し通すのも辛くなってる。 頃合いを測って、こっちから聞き出した方が良いな。」

夏菜「そうだね、でもそれよりも…私、お腹が…。」

クキュ~

夏菜の腹の虫が鳴いている。
まあ、今思えば朝は色々あって食べることが出来なかったからな。

黒崎「そうだな、じゃあパーキング内で何か喰うとするか!!」

夏菜「そうしようよ!!」

彩翔「じゃあ、行きましょう!! どうせならガッツリ食べましょう!!」

という事で私達は少し遅めの朝食を食べる事にした…。