逃亡提督
メイン第13作!!

第16話

目的の駐車場を探す4人
そんな探してる最中、話題はあの人物に…。

彩翔視点です。
黒崎「うー…見つからんな…。」

彩翔「やはり、そんな簡単には見つからないですよね…。」

あれから、何とか駐車場を探し続けてるが一向に見つからない…。

夏菜「やっぱ…難しいなぁ…。」

黒崎「仕方無い、この際だ…このまま直行で山口まで行くか。」

薫「そうしましょう。」

やむを得ず、このまま山口県まで直行する事に…
そんな中、夏菜さんからこんな話題が…。

夏菜「そういえば、彩翔さんって…こんな事聞いたらさ、タブーかもしれないけどどんな家族構成なのかな…?」

彩翔「えっ?」

何と突然、夏菜さんから私の家族について聞かれた。

夏菜「いや…その…失礼なのは分かりますけど、ちょっと気になったので…。」

聞く内容は中々キツめの内容ではあるが…しかしながら、この3人の状況から考えると…これは私も喋るべきだな…。

彩翔「分かりました、えー…私は…母と弟と…後、母方の従姉妹家族と一緒に住んでました。」

夏菜「えっ、彩翔さん。 弟さんいたの?」

彩翔「はい。 6歳程年の離れた弟が…。」

夏菜「そうなんだ…。 もしかして、艦娘になったのは…。」

彩翔「まあ、家族を養う為ですね…。」

夏菜「…やっぱり、私もそうでしたから…。 お兄ちゃんが…ね…。」

黒崎「…あぁ…。」

夏菜「でも、こうして彩翔さんの家族の話を聞いていくと意外な事を知れて良かったかも。 それに、彩翔さんがお兄ちゃんを見て悪い人じゃないと思ったのも、何となく分かる気がするんだ。」

彩翔「夏菜さん…。」

夏菜「だから、私。 彩翔さんがお兄ちゃんの味方してくれたの嬉しかった。 ありがとう…。」

夏菜さんから感謝を…。
私は、家族の事を話して自分でも絆が深まった気がした。
本当なら話すかどうかは悩みに悩んだが…けど、話してみてこの人達と一緒に居れる事が何よりも幸せだ…。