逃亡提督
メイン第14作

第14話

元深海側
フェリーの一室で寝る事にした4人、その寝る直前、彼女達は福岡に着いたら何をしたいかと話し。

黒崎側
黒崎が読んだのは元深海の4人が来るであろう場所の近くのホテルで寝泊まりする事に。

今回、黒崎側のみ黒崎の視点でお送りします。
次回は、元深海側の瑠璃子の視点で話を送ります。
ザワザワ…

彩翔「どこにいるんですかね…?」

私達は小倉港近くの道を歩いていた。
元深海棲艦の4人がどこにいるのかを確かめる為に。

夏菜「まだ降りてないんじゃないかな?」

黒崎「そんな筈は無い、もう朝の8時だ。 あのフェリーは予定なら7時までには降りる事になってる。 だから既にもう降りてる筈だ。」

時間帯的にも、もう既に降りてるだろう時刻。
もしかして…読みを間違えたのか…?

薫「それだとしたら…朝食を食べに行こうとどこかのお店にいるのでは?」

黒崎「確かに…なら、小倉港近くのお店を探してみるか。」

3人「はいっ!」

私達は中垣内さんの言う様に、朝食を食べに行ったと推理して彼女達を探す。
小倉港近くのレストランやコンビニ…スーパー等の駐車場を探したが…あのキャンピングカーは見つからなかった。

夏菜「あぁー…疲れた…お腹空いたぁ…。」

あれから数時間も探すが…一向に見つからない。

彩翔「どうしますか? ホテルに一度戻って、あのキャンピングカーで私達の車を探すというのは…?」

黒崎「いや、そんな事したらどこのホテルに泊まってるかが分からなくなる。 一応の目印にしてるからな。」

彩翔「そうですね…でも、一度お昼にした方が良いんじゃないでしょうか? 探すのはお昼を食べてからで。」

彩翔に指摘された通り、現在お昼に近い時刻だ。
ここは一度、お昼を食べてからにするか…。

薫「それなら、あそこのファミレスが良いんじゃないでしょうか?」

黒崎「そうですね、じゃあそこに入りましょう。」

中垣内さんの指したファミレスで昼食を取ることに。

カランカラン…

ファミレス内に入り、案内された席で4人座る。

夏菜「ねぇ、お兄ちゃん。 何食べる?」

黒崎「ん、そうだな…。」