逃亡提督
メイン第20作

前回、黒崎と弓削が電話で会話をしました!
その内容は
艦娘達が動いた事の報告、
黒崎達の準備が始まる報告、
深海棲艦達のこれからの事、

そして…

最後になる可能性がある報告…

その4つでした

ここから黒崎達も動きます!
奄美大島での準備が始まります!!

第5話です

2月27日 12:32

奄美空港に降り立った3人の人物。
その正体は、
今回の作戦の発起人である黒崎拓斗
その実の妹である黒崎夏菜
元艦娘であり彼の最大の味方である鳳翔こと白鳥彩翔
その3人が今、奄美空港のロビーに降り立った。
つまり彼等は最終決戦の舞台に、これから向かう。

「お待ちしておりました。」

黒崎「あぁ、お疲れ様。 石本さん。」

黒崎達を出迎えたのは元明石の石本明美。
彼女は、一足先にこの場所に降り立っていた。

黒崎「準備はどう?」

明美「順調に進めております。」

黒崎「そう、こっちもいよいよ奴等が動き出したからね。」

明美「あいつらが…。」

黒崎と石本はお互いの情報を共有しながら歩き、石本の用意した車に乗り込んだ。
助手席に彩翔、後部座席に黒崎兄妹、運転席には石本が乗り込む。

ブロロロロロ…

黒崎「しかし…奄美鎮守府の侵入許可が得られたのは意外だった…。」

明美「奄美鎮守府はもう今では、奄美大島が所有権を持ってますから。 実は、私が何ヶ月も前から例の艦娘達の情報を奄美市長には伝えてたんです。」

夏菜「あいつらの危険性とかを知れば、是が非でも協力はするね。」

明美「えぇ、それに今までの計画も奄美市長にも伝えてます。 まあ、この街のシンボルであり守り神を潰された訳ですから、快くお願いは聞いてくれました。」

車を走らせながら、今回の作戦の舞台である奄美鎮守府の話をしていた。
話からして、奄美鎮守府の侵入許可も得られてる事は間違い無い。
もはや舞台は整った、後は…この後どうなるか…。
そう、全ては黒崎の作戦に掛かっていた。

黒崎「しかし…まぁ、弓削が料金を全て負担してくれるとはな…。」

彩翔「プライベートジェットなんて、私初めて乗りましたよ。」

実は、黒崎達はプライベートジェットを利用して奄美大島に降り立ったのだ。
その利用料金等は全て弓削が全額負担をしてくれたのだ。

黒崎「福岡空港でいきなり話し掛けられた時は驚いた。 状況も状況だから敵かと思ったわ。」

夏菜「本当にビビった〜……でも、乗り継ぎ便で行かなくて助かったね。」

実はあの後、黒崎達が福岡空港に向かう際。
弓削は大急ぎでプライベートジェットの手続きを始め、料金も大急ぎで支払った。
その甲斐もあって、乗り継ぎ便で長々とフライトする事も無く順調に奄美大島に辿り着いた。

明美「到着しました。」

車を走らせること約2時間。
到着した場所は、奄美鎮守府。

黒崎「いよいよか…」

夏菜「ここに寝泊まりするんだよね?」

黒崎「そうだな。」

明美「生活必需品なら、こちらで揃えております。 奄美市長にもお願いし、水道や電気も使える状態になってます。」

もはや生活する上では何も問題のない状態となった奄美鎮守府。
3年に及ぶ戦いが終わりを迎えようとしていた…!


艦娘達
奄美鎮守府跡地到着まで
残り70時間